首が痛い・肩が凝る、その原因はディスプレイをのぞき込む動きにあった!

カラダのこと

こんにちは。
カラダストラテジストのヨシノリ です。

日々PCと見つめ合っているITエンジニアの皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

1月も半分が過ぎましたが、仕事始めからまだ一週間しか経っていないという方も多いかと思います。

年末年始休みでしばらくPCから離れていた間はカラダはイキイキしていたけど、徐々に仕事モードになってくるとまた肩こりや腰痛がやってきた・・・という方も多いんじゃないでしょうか?

2018年はそんな皆さんに有効なカラダの使い方をどんどん発信していきたいと思います。

 

 

1.なぜ「ディスプレイをのぞき込む」動作がカラダに負担を与えるか?

今回もディスプレイをのぞき込む動作を取り上げます。

なぜこの動きが首や肩が凝るのかというと少し前にお伝えしたとおり、私たちのアタマの重みによるものです。詳しくはこちら

約5kgくらいあるアタマが私たちのカラダの一番上にあるわけです。ボーリングの玉が乗っていると考えてみてください。あなたのカラダの一番上、すなわち首の上にはボーリングの球くらいの重さが乗っかっているのです。

これって衝撃的なことはありませんか?

この5kgくらいの重さがある物体であるアタマを私たちのカラダはどのように支えているかというと、24個の骨からなる脊椎で支えています。脊椎が前後にカーブし、常にほんのわずかに動いていることでバランスを取っているのです。

でも私たちがディスプレイをのぞき込むときにやりがちなこんな動作をしてしまうと・・・

どんなことが起きると思いますか?

アタマの重みがモロに首だけにくるのです。本当は24個の骨で協力して支えているものを例えば、首だけで支えることになるということは、その負担は何倍にも増えます

ちなみに首には7個の骨があるので、どれだけ大変なことかはわかりますよね?

24個の骨で協力して支え合っている状態を両手で持っているボーリングの球を持っている状態、首だけで支えている状態を球の穴に指を入れて持っている状態だと考えてもらうと分かり易いですね。

どっちが楽チンか長時間できるかっていうと両手で持っている方がラクですよね。

しかも体制によっては約5kgの重みのものが何倍にも膨れ上がります。

某テレビ番組で整形外科の先生が分かり易い例えでこう仰っていました。

首の角度が60度になると、その重みは約27kgに達し、小学校三年生の男の子と同じくらいの重さになる、と!!

つまり!!

あなたは小三の男の子を首の上に乗せたまま、何時間も仕事をしているのです!!

そりゃ首や肩がバッキバキに疲れるわけです。

お子さんをお持ちのお父さんなら肩車をしたことがあるんじゃないですか?

週末にマッサージに行っても、月~金で毎日約8時間くらい子供を肩車しながら仕事やってたらカラダも疲れますってば。

ディスプレイをのぞき込む動作がどれだけ私たちエンジニアのカラダにダメージを与えているかお分かりいただけたでしょうか?

 

 

2.自分の動きの習慣を見直そう

こんな風に仕事をするだけでカラダに負担がかかっているなんて、そりゃ週末になるとマッサージが欠かせなくなるわけです。

でもマッサージにいってもほぐしてもらったとしても、週5でカラダに負担をかけてるわけなんでまたカラダが辛くなってくるわけです。で、またマッサージに行く。マッサージに行かないとカラダがどんどんボロボロになっていく気がするっていう方もいるんじゃないですか?

根本から自分のカラダの動きを見直していかないと、いつまでも同じことの繰り返しなんですよね。

だって、ディスプレイをのぞき込む動きなんて、何にも意識してないでしょ?私たちは無意識で、しかも習慣でその動きをやっているのです。

もし、マッサージに通わなくてもいいカラダになりたいと思うなら、そ自分の動きの習慣を見直すところからはじめましょう。

今回はディスプレイをのぞき込む動きを取り上げていますが、こんなふうに習慣的な動作が自分のカラダに負担を与えているものは山ほどあります。キーをタイプするとき、電話の受話器を肩に挟んで通話しながら両手をフリーにさせているとき、もちろんスマホで動画を見ているときなど日常生活のあらゆるシーンでこんな動作が存在しているのです。

極端な例ですけど、もう常に子供を肩車している状態かもしれません。そりゃマッサージだけじゃ対処できないわけです。

 

 

3.「なぜディスプレイをのぞき込むのか?」を考える

動きを見直す前に、ここからはじめる必要があります。なぜかというと、私たち人間に備わっている習慣の力というものは本当に凄い機能で、生半可な力では通用しません。

新しいことをしようと思ってもすぐにいつも通りのようになってしまった経験はありませんか?例えば、爪を噛むクセをなかなかやめられなかったり、貧乏揺すりを辞められなかったり。タバコをやめられないのも半ば習慣の力に負けてしまっているんじゃないかと私は考えています。

その強力な習慣の力に勝つためには、明確な意思の力が必要なのです。

なので、ディスプレイをのぞき込む動きが原因で起こる首の疲れや肩こりをなんとかしたいと思うなら、なぜその動きをしてしまうのかを考えて欲しいのです。

そんなことバカバカしいと思ってませんか?考えなくても生きていけるやんと思ってませんか?

うん。仰るとおり。

考える必要のないバカバカしいことを考えてもらおうとしていますよ。でもそれをしていないから起こる動作が原因でカラダに負担がかかり、肩こりや首の疲れに悩んでいるわけでしょ?

バカバカしいからとか生きていく上で必要ないからとかいってほとんどの方はこんなこと考えません。だから悩んでいるんです。

これからも悩み続けたい方はぜひ悩み続けてください。

でもここまで読んでくれているということは、きっとその悩みをなんとかしたいと思っているはずなんですよね・・・それは揺るぎのない事実。

「前置きはいいから早く方法を教えろ」と思うかもしれませんが、それは損する人の典型的なパターン。ググれば簡単に情報が手に入る便利なインターネット社会の副産物。そんな人こそ自分の習慣の力に負けて諦めただけじゃ気が済まず、やれ効果がなかったとか否定派に回るんです。

というわけで、本当になんとかしたいなら慌てずゆっくり取り組んでいきましょう。

ググって得られた情報だけで習慣を打ち破れるほど、私たち人間が持って生まれた能力はヤワじゃありません。ファミコン版のドラクエⅡでロンダルキアへの洞窟に挑むくらいの心構えが必要なのです。

では話を戻して、なぜ私たちは仕事中にディスプレイをグッとのぞき込むかを考えてみましょう。

私が思いつく理由をいくつか挙げてみます。
・単純にフォントサイズが小さい
・書いたコードが正しいかどうか確認したい
・ディスプレイまでの距離が遠い
・机に肘をのっけるとそんな体制になる

もしかするとあなたは違う理由を挙げたかもしれませんが、全く問題ありません。あなたにはどんな理由があってディスプレイをのぞき込んでいるかを知ることが大切だからです。

 

 

4.動きを意識的に選択する

さて、あなたがどうしてディスプレイをのぞき込んでしまうのかその理由がわかりました。

理由によってはフォントサイズを大きくするとかディスプレイを近くに置くという方法でも解決しそうな気がしますが、そうは問屋が卸しません。物理的に何かを変えたとしても、あなたの習慣はそのままですからね。いつの間にかディスプレイをのぞき込んでしまっています。

次に考えて欲しいことは、先ほどの理由があってディスプレイをのぞき込む必要があったとき、あなたはどんな動きをしてディスプレイをのぞき込むかを選択できるということなんです。

もちろん今まで通りの習慣に任せた動きでもいいです。でもその動きがあなたの首や肩に負担を与えているならそれとは別の動きを採用してみてはどうでしょう?

ディスプレイをのぞき込む動きだけを考えてみてもね、たくさんの動きの種類があるんですよ。大変なので数えませんけど、習慣通りにやるのも一つ、肩から動かしたり、視線から動かしたり、足から動かしたりなんていう動作もあるのです。肩からといってもどの部分から動かすかによって微妙に異なるので、大袈裟な話、何十万通りでもできるんじゃないでしょうか?

それだけの選択肢が存在している動きから、あなたがどんな方法を採用するかを意識的に選択できるということをまず理解して欲しいのです。

これ、私が動きのレッスンをやる時に参加してくれた生徒さんがハッとするポイントなんです。感想で多いのが「今まで考えたことなかったです」という声。そりゃそうです。誰も教えてくれないし、普通に生活していると教えられる人と出会えませんからね。

だからカラダトリセツを読んでくれているあなたはラッキーです。私は好んでそんな情報を発信したいと思っていますから。

というわけで、動きを意識的に選択していきましょう。

 

 

5.股関節から動かす

ディスプレイをのぞき込む動きの一つとして私が提案したいのは股関節から動くということ。

なぜ股関節から動くことを提案するかというと、アタマの重さを24個の脊椎で支えたままディスプレイに顔を近づけることができるからです。

で、股関節から前に動きましょうといっても一つ問題がありますよね。

股関節ってどこ???

できれば一緒に試して欲しいのですが、あなたが股関節だと思っているところを手で触れてみてください。

さて、どこを触れたでしょうか???

多くの方はこの辺りを触れます。

残念!

ハズレです。

股関節はここ

股関節はこの辺にあります。

解剖図で見るとこんなカンジ。


ScreenShot from Complete Anatomy for iPhone – 3D4Medical.com, LLC

骨盤と足の骨でこんな風に関節をつくっています。これが股関節。

ディスプレイをのぞき込むときにはここから曲がるように動き出す方が、アタマの重みを脊椎全体で支えられるのです。

仕事の休憩中や自宅で、是非試してみてください。きっと動きの違いに気がつくはずです。

ほら、呼吸がラクになったでしょ???

 

 

6.誰も教えてくれないカラダのヒミツ、教えます!

もし実際に試してみたけど違いに気づくことができなかったとしても心配しないでください。その違いに気づくセンサーがまだ眠っているだけです。いままで使っていなかったセンサーがすぐに覚醒するわけはないんですから。

でも毎日少しずつでも考えていれば、だんだんとそのセンサーが機能するようになってきます。すると違いにも気づけるようになるので諦めずに取り組んでいきましょう。

こんな風に誰も教えてくれないカラダのヒミツをはじめとして、カラダが資本のITエンジニアのみなさんに仕事中でも使える役に立つ情報をこれからもお届けしていきます。是非楽しみにしていてください。

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