こんにちは。
カラダストラテジストのヨシノリ です。
私が2018年の相棒に選んだのはSurfaceLaptopでした。
マイクロソフト Surface Laptop (i5 / 8GB / 256GB) バーガンディ DAG-00078 新品価格 |
その経緯は【5年間、MacBookAirを使ったITエンジニアがSurface Laptopに乗り換えた理由】を読んでいただくことにして、今回はSurfaceLaptop購入時の価格交渉の戦記を綴ります。
これからクリスマス商戦、年末商戦がより一層加熱するでしょうし、お正月に大きな買い物をしようと考えている方もいるでしょう。
パソコンのような高い買い物をしようと考えている方は、少しでもお得に購入するために店員さんとの交渉をしてみてはいかがでしょう?
ただ、無意味に「下げて!」「安くして!」の一点張りではいけません。だって向こうもビジネスだもの。ボランティアじゃないもの。ビジネスでは利益を上げることが必要なので、「安くして!」に「はい、喜んで!」なんて即答してくれる店員さんはいません。
だから、価格交渉するにもプラン(計画)が必要なのです。
価格交渉のやり方がわからない、という方は是非参考にしてみてください。
もくじ
1.予算を決める
「ただ安く買えればいい」という自分だけの利益を優先している方は、このポイントを見逃しています。何にも考えずに「安くして」と店員さんに言っても、「表示価格が精一杯なんです」と一蹴されてしまうでしょう。あなたも、そんな経験ありませんか?
相手もビジネスですから、利益を残せなくては組織の維持ができません。もし店舗での価格交渉をしたいなら、それを理解した上で臨みましょう。店員さんにも敬意を払うのです。それが嫌ならamazonとかカカクコムで最安のショップを調べて買ってください。わざわざ対面店舗で買う必要ありません。
私の場合、今回買いたい物はSurfaceLaptop。ノートPCです。初期不良があった場合、インターネット通販だとちょっと面倒な思いをしそうです。また、私は日々の買い物はほとんどクレジットカードです。だからカードで購入できるお店がいい。カカクコムの最安店はたいてい代引きか振込のみ。なぜならクレジットカードでの商品売買は加盟店側に手数料という負担が発生するため、店舗側にとっては振込とかと比べて利益がちょっと減ります。(家電量販店でカード払いの時はポイント加算率がちょっと下がるのはたぶんそのため。)
まず、マイクロソフト公式サイトでSurfaceLaptopの価格を調べます。当然定価に近い金額でしょう。
私が狙うモデルは256GB SSD、メモリ8GBのモデルです。カラーバリエーションは4色ありますが、全て同じ価格。158,544(税込み)。定価がこのくらい。
で、次に考えるのは予算です。いくらくらいまでなら自分がお金を出せるか。私の場合は15万円を設定していたので、公式サイトならちょっとオーバーなんですね。Surfaceのマウスやペンを買うならなおさらオーバーです。
だから税込みで15万以内で買うために実売の価格を調べるわけです。
2.価格を調べる(インターネット編)
便利な世の中になったもんでGoogle先生に聞けば、あらゆるショップの価格がわかります。その中でも最安を調べるならやっぱりカカクコムでしょうね。カカクコムでは毎日各ショップの価格が変わります。高い時期もあれば安い時期もある。だから価格推移グラフは価格変動の動きを見るのにちょうどいいです。
これ、SurfaceLaptop(SSD 256GB、メモリ 8GB)のある時点での価格推移グラフです。ちなみにカラーはプラチナ。
これを見ると、今このアイテムの価格がどのアタリにあるのかというのが一目瞭然。グラフが上がっていおるいる場合は高騰しているのでそのタイミングでの購入は見送って、できる限り下の方で横ばいになっているときが狙い目です。
そう考えると、いまの時期というのは価格が下の方で横ばいになっている状況ですね。
で、私がチェックしたときの最安は税込み128,000円でした。他にも税込み13万以下で販売しているショップはいくつかありましたが、支払方法は代引きか振込でした。クレジットカードが使えるショップで最安は税込み148,000円が最安。
カカクコムでだいたいの価格状況を調査したら、次は家電量販店に行って実売価格を見に行きましょう。
3.価格を調べる(家電量販店編)
まだこの段階では1店舗行けば十分です。実際にいくらで売られているのかをチェックするだけでOK。ヨドバシやヤマダ、ビックカメラのような家電量販店はネットショップもありますけど、店頭価格の方が安いときが結構あります。だから実際に店舗の価格を調べておく。時期によってはポイント付与率も違うんです。
私の場合は、たまたま消耗品を買いに行く機会があったので、ビックカメラとヤマダ電機でのSurfaceLaptopの実売価格を見ておくことができました。2017年11月中旬のビックカメラでの価格は148,000円+ポイント10%、ヤマダ電機では138,600円+ポイント10%でした。また、ポイント加算について注意が必要で、加算対象金額が異なります。ビックカメラは税込み価格に対してのポイント加算、ヤマダ電機は税抜き価格に対してのポイント加算です。
まとめると・・・
店舗 | 税抜 | 税込み | 10%ポイント | 実質(税込み価格 – ポイント) |
ビックカメラ | 148,000 | 159,840 | 15,984 | 143,856 |
ヤマダ電機 | 138,600 | 149,688 | 13,860 | 135,828 |
こうやって比較してみるとヤマダ電機の方が安いですね
4.インターネットで買うか?家電量販店で買うか?
さて、これで購入先を決めるために十分な情報が揃いました。さっきの表にカカクコム最安の価格を追記してみます。
店舗 | 税抜 | 税込み | 10%ポイント | 実質(税込み価格 – ポイント) |
ビックカメラ | 148,000 | 159,840 | 15,984 | 143,856 |
ヤマダ電機 | 138,600 | 149,688 | 13,860 | 135,828 |
カカクコム最安 | – | 128,000 | – | 128,000 |
価格だけを重視するなら間違いなくカカクコム最安のショップで購入すべきです。
でも私の場合は「クレジットカードで決済したい」という譲れない条件があります。この表をクレジットカード決済に対応しているカカクコム最安ショップで更新してみると・・・
店舗 | 税抜 | 税込み | 10%ポイント | 実質(税込み価格 – ポイント) |
ビックカメラ | 148,000 | 159,840 | 15,984 | 143,856 |
ヤマダ電機 | 138,600 | 149,688 | 13,860 | 135,828 |
カカクコム最安 (カード決済対応店舗) |
– | 148,000 | – | 148,000 |
こうなると価格が高くてもビックカメラ、ヤマダ電機のような量販店でカード使ってポイントもらった方がお得感を感じたわけです。どこにお得感を感じるかは人それぞれなので、これはあくまで私の価値基準ですけどね。
私はカカクコム最安で買うのもいいけど、10万超えのハードの場合はやっぱり不安・・・。万一のことを考えると、対面でやりとりできる店舗の方がなんとなく安心。
というわけで、購入先は家電量販店に決定しました。
5.店舗で買うなら、下見と事前交渉をしておこう!
SurfaceLaptopの購入先を家電量販店に決めた私は、ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラの3つに絞りました。普段ヨドバシで買い物することが多いし、ちょうど新宿に行く機会があったのでその日に購入しようと思ってました。新宿にはヤマダ電機もビックカメラもあるので他店競合価格で交渉できる可能性もある。
そんなわけで購入日前に下見に行きます。ただ下見に行くだけならもったいないので少し交渉の予行演習もしておきます。
今回もたまたま消耗品を買いに行くきっかけがあったので、下見は池袋のヤマダ電機に決定。
月曜の朝イチに行って消耗品の購入を済ませた後、Surfaceコーナーで物欲しそうに眺めていると、店員さんが声をかけてくれました。月曜の朝イチなのでノートPC売り場の客は私1人ですw。
ここであることに気づきます。なんと、SurfaceLaptoのカラーで値段が異なる!?
しまった・・・前にヤマダ電機で価格を調べたとき、カラーで色が違ったかどうか覚えてないぞ・・・
この時の価格はプラチナが136,800円(税別)、その他三色(バーガンディ、グラファイトゴールド、コバルトブルー)は146,800円(税別)でした。
価格表示をよく見ていると、あることに気づきました。ここからは心の声と一緒にどうぞw
と、タブレット端末で価格を見せてくれました。
正直買いかけました・・・でも仕事があったのでグッと我慢。
今回わかったのは、カラーバリエーションモデルも同じ価格までは下げられるようだということ。もし他店でカラーバリエーションモデルの価格が違っても、同じ価格までは交渉できそうです。
6.本番当日、価格交渉
さて、いよいよ購入当日です。出発前にカカクコムの口コミをチェックしてみると「ヤマダ電機でポイント15%つけてもらったよー」という情報が!!
また、別の口コミでは税込み136,000円で購入したとの噂も!!
今回の交渉のキーポイントは税込み136,800円とポイント15%つけてもらえるかというところですね。
これに近い条件なら速決です。
それでは、購入当日に各店で回った順でお届けします。
ちなみに土曜の朝11時頃からスタートしましたが、12時から打ち合わせがあったので交渉もダラダラせずにテキパキ行きます。店員さんの大切な時間を奪わないためにもね。
6-1.ビックカメラ
土曜の朝11時頃、まだそんなに人も多くないときにSurfaceコーナーを訪れると、すぐに店員さんが声をかけてくれたので早速交渉開始。値札は先日見ておいたとおり148,000税別+ポイント10%。
そう言い残して、裏の方に行かれました。
結構待った気がします。体感10分くらいかな。
ここで私、あることに気づきました。
実は2週間ほど前、消耗品購入ついでにふらっと立ち寄ったとき、Surfaceを見ているときに声をかけてくれたお兄さんなのでした。彼に「これまでMacBookAirを使ってきたけど手放すことになったので来年から使うPCを探しているんです。MacBook、MacBookProで悩んでいるけどSurfaceはどうなの?」的な質問をしたところ、私に懇切丁寧に案内してくれたのです。
私は彼に出逢ったからこそSurfaceに心変わりしたと言っても過言ではない!!
どうせ買うなら多少高くても彼から買いたいと思いつつ、やっぱり他店も見ておきたい。「買います!」をグッとこらえて・・・
名刺をいただいて私はビックカメラを後にしました。
価格を忘れないように名刺の裏にメモ書きでいいので書いてもらえないかお願いしたところ、それを持って各店を回られるとキリがないのでごめんなさいということでした。
6-2.ヨドバシカメラ
次に向かったのはいつもお世話になっているヨドバシカメラ。ネットでは難攻不落ともっぱらの噂です。
SurfaceLaptopの価格を見るとびっくり!!「税込み158,540円、ポイント1%」
さすがヨドバシ!難攻不落の噂は伊達じゃない。
近くにいるお兄さんが声をかけてくれたので早速交渉開始。
待つこと5分くらい。
お兄さんに名刺をいただいて、次はヤマダ電機です。
6-3.ヤマダ電機
そして満を持してヤマダ電機に。しかしながら様子が違いました・・・
ヨドバシカメラやビックカメラと比べてPC売り場に人がほとんどいない!?客も店員さんも?土曜の朝だから?
ヤマダ電機での表示価格は池袋と同じく税別139,800円でポイント10%でした。Surfaceをじっと眺めていても店員さんが近寄ってきてくれる気配がない・・・この後に控えている12時の予定にもそろそろ限界・・・というわけで意を決して自分から店員さんを呼びに行く。
というわけで、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機の価格が出揃ったので一旦仕事に行くことに。
7.どこで買うか決める
さて、各店を回って2時間後、仕事も終わりましていざお買い上げの時です。
当日の各店での交渉後の価格を振り返ってみましょう。
店舗 | 税抜 | 税込み | ポイント | 実質(税込み価格 – ポイント) |
ビックカメラ | – | 148,500 | 15% | 126,225 |
ヨドバシカメラ | – | 148,000 | 1% | 146,520 |
ヤマダ電機 | 136,800 | 147,744 | 12% (税抜価格の) |
131,328+300 (300円はプレミアム会員) |
カカクコム最安 | – | 128,000 | – | 128,000 |
ビックカメラがカカクコムを上回る結果に!
というわけで、ビックカメラに戻ってさっきアテンドしてくれた店員さんを呼んでもらって購入させていただきました。
ありがとう!!ビックカメラでMacBookにしようか悩んでいた私にSurfaceLaptopを勧めてくれた店員さん!!
8.まとめ
以上、私がSurfaceLaptopを購入するにあたって、どうやって店舗と価格を決めたか、そしてどんな価格交渉をしたかのレポートでした。
高いものを買うときは少しでも安く買いたいというのが消費者の心理というもの。だから値引き交渉をしたいというのも当然だと思います。でも、それはあくまでこちら側の利益でしかありません。物販というビジネスでは、販売価格を下げれば下げるほど利益は減っていきます。だから販売店もその利益を残さないといけません。ボランティアじゃなくビジネスですから。
一方的に「安くしろ」の一点張りで高圧的な態度で店員さんに要求しているようでは、店員さんもいい気分はしませんよね?
あと、私は「カカクコムでは○○円だった」とは店員さんには一切言っていません。「カカクコムではいくらだった」と言えば安くしてくれるという意見を見かけますが、カカクコムと同じ価格を出してくれる機会は余りないと考えてています。家電量販店とインターネット通販のビジネスモデルの違いを考えるとその理由はわかりますよね。店員さんも「でしたらカカクコムでお買い上げください」と心の中で思っているかもしれません。
今回、結果的にカカクコム最安店舗より安く手に入ることができましたが、そのお陰もあって、今後もビックカメラで消耗品等を購入する機会があるのは当然ですよね。今回頑張ってくれたビックカメラ様にはできる限り長期的な売上を貢献していきます!
価格交渉するなら、大人としての礼儀を持って、お互いの利益を考えた上で節度を持って交渉しましょうね。
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